扁平乳首(浅め乳首)の授乳コツ。完全母乳を目指したいママへ。

扁平乳首の授乳のコツ

4回の初期流産、不育症を乗り越えて産まれてきてくれた次男は、2ヶ月となりました。長男では果たせなかった完全母乳を目指して、ただいま、奮闘中です!

産後、最初の一週間は、滲むでるようにしか出なかった母乳ですが、混合を経て、最近やっと母乳率100%を達成しました!

かなり意識的に完全母乳を目指して努力している甲斐もあり、この時期の母乳量は、長男(粉ミルク寄りの混合、生後7ヶ月で断おっぱい)の時よりもはるかに多いです。

 

ただし母乳率は好調なのですが、赤ちゃんのおっぱいからの母乳摂取率はかなり低く、搾乳した母乳を哺乳瓶であげている率が95%

おっぱいからの母乳摂取率を向上させるのが、次の大きな目標です。

 

なぜ、おっぱいからの摂取率が低いか??

それは、私が扁平乳首であることが大きな理由の1つです。

扁平乳首の為、あかちゃんが乳首をつかめない!

要するに、おっぱいで授乳できない!

扁平乳首とは、乳首が乳輪と同じ高さ、もしくは極わずかにしか高さがなく、ほぼ真っ平らの状態。乳首が出ていないので、赤ちゃんが上手に、おっぱいを口にくわえることができず、授乳で苦労するケースが多いそうです。

 

今度こそ完全母乳を目指した私は、扁平乳首でも諦めずに、おっぱい授乳を目指し、母乳量を増やす方法や、扁平乳首での授乳コツをネットを検索しまくりました。

その甲斐もあり、現在は自分なりのコツを掴み(この後、そのコツをシェアします)、上手に乳首を咥えてくれるようになってくれました。

 

しかし!

コツを掴むのが遅くなりすぎ、赤ちゃんがすっかり飲むのが楽チンな哺乳瓶好きになってしまいました。

咥えて、おっぱいを飲み始めても、途中で面倒になるのか、短い時間で、すぐに口を離してしまいます。その後、乳首を差し出しても、全く口を開かず。哺乳瓶を向けると、難なく口をパクっと開けて、吸い付きます(トホホ)

全てが私と同じケースではありませんが、私の体験からも、扁平乳首の皆様、対策は早めをおすすめします。私の授乳コツがお役にたてれば、何よりです。

前置きが長くなりましたが、早速、次の章では、扁平乳首のおっぱい授乳コツをシェアします。

スポンサーリンク

扁平乳首のおっぱい授乳コツ

詳しい解説は後にして、最初にポイントを箇条書きにしました。

 

1. 先に、少し搾乳しておく
2. 搾乳機で乳首を出す
3. 大きなハンバーガーを潰して食べさせるイメージで
4. 赤ちゃんの体を動かすのではなく、頭で授乳位置を調整する

先に搾乳しておく

母乳で、おっぱいが張っている状態だと、赤ちゃんが乳首を咥えようとしても、乳房がパンパンに張っていて丸みが出ている為に、口が乳首の上で滑ってしまい、おっぱいを掴めません。

授乳には、乳首だけではなく、乳輪も含めて咥えると、よく母乳が出ます。乳房がパンパンだと、乳輪を歯茎でつかめないのです。

扁平乳首は乳首の高さがなく、乳輪までをしっかり咥えさせないと、あかちゃんがしっかりとおっぱいを掴めません。

授乳の前に、乳首を指で引き出すと思いますが、乳首だけではなく、乳輪を指で引き出せる程度まで、少し搾乳しておくと、赤ちゃんは、乳輪部分も含めて、乳首を深く咥えることができます。

搾乳機で乳首を出す

おっぱい授乳をすれば、するほどに、乳首の形が授乳しやすい形に変化します。つまり、扁平乳首の方でも、赤ちゃんの吸引力によって、乳首が出てくるようになります。

ただ、最初におっぱい授乳で苦戦している場合、赤ちゃんによる吸引がないので、なかなか乳首も出ませんよね。

乳首を出すには、おっぱいマッサージで、指で引き出す方法もありますが、外からの圧力だけでは、なかなか出ません。必要なのは、吸引力です。

その為、搾乳機が有効です。

搾乳機でしっかり吸引され、搾乳された後の乳首は大きく柔らかく、そして伸びます(高さがある)。大きく、そして柔らかく伸びた乳首は、赤ちゃんも掴みやすくなっています。

搾乳後すぐにおっぱい授乳しない場合でも、搾乳機での搾乳を繰り返していくと、大きく高さある乳首が、いつもの乳首となっていきます。

ポイントは「搾乳機での搾乳」であり、「手絞りの搾乳」の場合、吸引力で搾乳していないので、乳首はほとんど出ません。

 

搾乳機のタイプに向き不向きがあるので、自分のおっぱいに合った搾乳機を選んでください。

私は、第一子の時に「ポンプ式手動搾乳機」を使用しましたが、私のおっぱいには全く合わず、ほとんど搾乳できませんでした。

今回、初めて「シリコン製手動搾乳機」を使用しましたが、私にはピッタリでした。やや痛いぐらい、しっかりおっぱいに張り付き、吸引してくれます。

搾乳量が多いだけではなく、ハンズフリーで家事をしながら搾乳ができる、そして約1500円程度と、お財布に優しい値段で購入できます。

優しいお値段ですので、これから搾乳機購入を検討している方、2つ目(外出、旅行用にもピッタリ)を探している方、他タイプの搾乳機で満足できる搾乳量がない方にオススメです。

詳しくは、こちらの記事にシリコン製搾乳機の魅力や特徴を書いています。

大きなハンバーガーを潰して食べさせるイメージで

扁平乳首の方のブログを読んでいて書いてあったコツであり、役にたつ方法です。

指で乳輪あたりから引っ張りだすような感じで、乳首を平たく潰した感じで、赤ちゃんの口に持っていくと、赤ちゃんも乳首を掴みやすいようです。

具沢山の大きなハンバーガーを食べる時、潰して口の大きさにしてあげると、食べやすくなりますよね?そのイメージで、あかちゃんの食べやすい大きさと形の乳首を作ってあげます。

搾乳機で乳首は柔らかく、大きくなっています。また、少し搾乳しているので、乳輪から、しっかり潰して、赤ちゃんの口の大きさに合った大きさに、深く咥えさせてあげることができます。

赤ちゃんの体ではなく、頭を動かす

出産直後、病院で初めて授乳を始めますよね。私は、最初から、扁平乳首ということもあり、一人で、赤ちゃんにおっぱい授乳をさせることが出来ませんでした。

ナースコールでお願いすると、慣れた助産婦さんが手伝いに来てくれました。助産婦さんが手伝ってくれると不思議なことに、赤ちゃんが乳首を掴んでくれます。(そうは言っても、助産婦さんさえも、扁平乳首には苦戦していました)

やり方を良く観察してみると、助産婦さんは、赤ちゃんの頭を持って、グイッと頭を動かして、赤ちゃんの口の位置や角度を調整していました。

私は、体全体の位置をずらして、赤ちゃんの口の位置を合わせていたのですが、体を動かすだけだと、口の角度の調整が難しいです。

産まれたばかりの赤ちゃんの頭を持つことに恐怖心があり抵抗がありましたが、頭を持つと、微妙な角度が上手く調整できます。

また、授乳に慣れていない赤ちゃんが抵抗して逃げ出しそうになりますが、頭でしっかり乳首に押し付けることができるので、赤ちゃんの口を逃しません

 

以上、扁平乳首のおっぱい授乳コツでした。

このコツの通りに行うと、簡単に乳首を咥えてくれるようになりました。

ただし、先述の通り、私がコツを掴むまでに時間がかかってしまい、赤ちゃんは、すっかり哺乳瓶に慣れてしまったせいか、長く、おっぱいを掴んでくれません。母乳量はしっかりあるのに、毎回、搾乳して、哺乳瓶であげている状態です。

次の章では、現在のチャレンジ「おっぱい授乳率アップ」の為にできる事、心がけている事を書いてみました。

おっぱい授乳率アップの為に出きること

ポイントを箇条書きの後、詳しい説明が続きます。

1.  母乳量を増やす
2. お腹が空いている時を狙う
3. 哺乳瓶の乳首は、小さいもの(出が悪い)を使う

 

母乳量を増やす

今回、完全母乳を目指し、最初に努力した点です。おっぱい授乳に手こずり、粉ミルクに逃げそうになりましたが、とにかく頑張りました。

母乳がないことには、授乳自体ができないので。

最初、左のおっぱいは、乳腺が開通していなく、滲み出るようにしかおっぱいが出ませんでした。

おっぱいの中に母乳はあるのに、乳腺が開通していなく出れない。胸が張って、石のようにパンパンで、触るだけでも激痛でした。

とにかく乳腺を開通させる為、おっぱいマッサージをがんばりました。

とにかく、少しでも母乳を出すことが大切だと思い、飛び散りなどが気にならないで済むシャワールームで、激痛に耐えながらも、おっぱいと乳首をマッサージ

時間をかけて、しこりがとれるように、いろんな角度からマッサージして、シャワールーム内で搾乳しました。

シャワールーム内だったので、飛び散りが気にならず、いろんな角度から母乳を出したことで、少しづつ乳腺も太く、そして新しい乳腺も開通していきました。

元々、母乳量が少ない私なので「一滴の母乳でも大切!」と、シャワールームで出している母乳がもったいなく思いました。しかし「使った分の母乳だけ、新しく母乳ができる」と言いますので、とにかく出し切ることが、母乳量を増やすことに大切と思い、出し切ることを頑張りました。

初期は、激痛で辛かったのですが「母乳を出し切る」ことが、一番、母乳量増加を助けたと思います。

現在も、搾乳器での搾乳の度に「母乳を出し切る」ようにしています。うまく出し切れていない時が続いた時は、初期のようにシャワールーム、現在は浴槽にも入れるようになったので浴槽内で、しこりがしっかり取れるまで母乳を出し切るようにしています。

 

母乳を出し切る為には、手絞りだけではなく、搾乳機による吸引が有効です。搾乳機で吸引した後に手絞りをすると、ビュービューと勢いよく母乳がでてきます。

「母乳量を増やす」については、これだけで1つの記事が書けそうです。また、改めて記事にしたいと思います。

お腹が空いている時を狙う

当然ですが、赤ちゃんがお腹を空かせている時の方が、食いつきが良いです。

なので、一番最初に母乳からあげるようにするのはもちろんです。

時間が空いた時の授乳(ハングリー度が高い)では、乳首をプイっとされても、少ししつこくおっぱい授乳を粘っています。

哺乳瓶の乳首は、小さいものを使う

少ない吸引力で飲める哺乳瓶の方が、赤ちゃんも楽チンです。

通常、月齢が上がると共に、穴が少し大きくなった哺乳瓶乳首に変えていきます。乳首が大きくなれば、同じ吸引力でも、飲める量が増えます。穴が大きくなると、赤ちゃんがもっと楽チンできる訳です。

私のケースは、こんな楽チンな哺乳瓶を、すっかり気に入ってしまい、おっぱい授乳を面倒くさがってしまった訳です。

これ以上、楽チンさを味わってしまったら、ますますおっぱい授乳が面倒になってしまいます。

なので、あえて、同じ吸引力でも少ししか出てこない、小さい方の哺乳瓶乳首を使っています。

授乳トラブルを抱えている人(抱えていた人)に支持されている哺乳瓶は「ピジョン 母乳相談室 」です。おっぱいトラブル解消で有名な、桶谷式とのコラボ哺乳瓶(下、写真がそのモデル)もありますよ!

追記(息子8ヶ月の現在)

現在、次男は8ヶ月になりました!扁平乳首は改善され、母乳量も十分に!

ただ、改善されるまでに時間がかかってしまったり、夏場に息子の食欲がなく「飲んでくれるなら哺乳瓶でもいいや!」と思い、おっぱい授乳を頑張らず、完全哺乳瓶になってしまいました(泣)。

ただ完全哺乳瓶ではありますが、中身は完全母乳。おっぱいであげられなくても、母乳をあげたい一心で、毎日頑張って搾乳しております。

搾乳には、以前にも紹介したシリコン式搾乳器を愛用し続けています。しっかり搾乳できるし、外出先にも簡単に持ち運べる、洗うのも簡単です!

おすすめメーカーは「Haakaaシリコーン搾乳器 」ですよ!

コメント