親子でシラミ！アタマジラミ駆除体験談

なんと、3歳子供の頭にシラミを発見してしまいました！

シラミを疑ったのは、週末に子供１人でお泊まりしていた義両親の家。子供を迎えに行くと、義母が「この子の頭にシラミがいるんじゃないかしら？すごい勢いで頭を掻きむしっていたよ。」と言うのです。

もともと、アトピー気味で赤ちゃんの頃から、痒くなるスキントラブルが多い息子。日中は平気なのですが、寝る前と夜中に、頭を含む体を掻きむしることが多く、私たち夫婦は気にしていませんでした。

以前にも、同じように頭を掻き毟っていた時に、頭をチェックしましたが、シラミは見つからなかったのですが、今回は「シラミだ！」と言う半確認が。

それは、数日前に、幼稚園からのメールお知らせで「園内の数人にアタマジラミが発見されました。家庭でも、お子さんの頭をチェックしてください。」とのお知らせを受けたばかりだったからです。

早速、洗面台ライト下で息子の髪の毛をチェックしてみます。白いフケのようなものが確認できたのですが、動く訳ではなく、くっついているだけ。

乾燥肌の息子なので、頭皮をじっくり見ると乾燥しています。白い洗面台に向けて、髪をバサバサさせると、ごく小さなグレーの点が落ちました。これが、シラミだったのです！

私は、シラミと言う名前から、勝手にシラミは白いものと想像していたのですが、実際の色はグレーでした。フケと間違えた、髪の毛についていた白いプチプチは、実はシラミの卵だったのです。

シラミの特徴

アタマジラミは頭髪部分に寄生し、幼虫から成虫まで一生を通じて、皮膚から吸血します。人以外には寄生しないので、家族が感染しても、ペットなどへの感染の心配はありません。

シラミの排泄物質は、痒みとアレルギー反応を引き起こす場合があります。これが、シラミの痒みの原因です。また、もぞもぞ動く小さな虫に痒みを感じることもあるかもしれませんね。

ここからが駆除が始まります。

パッと読むための見出し

シラミ駆除に必要なアイテム
1. 駆除剤
2. シラミ取り用コーム
シラミ駆除方法
息子がシラミということは、私も！？
1. Step4. １週間後に、もう一度同じプロセスを行う
コーミングで、シラミのライフサイクル切断
母の私にも、シラミ感染（泣）
シラミ再発防止の方法
頭皮の乾燥対策
最後に伝えたいこと

シラミ駆除に必要なアイテム

早速、夫が薬局に走り、駆除剤セットを購入してきました。私は、海外在住なので、日本の製品を使っていませんが、基本は同じです。

駆除用の液剤（シャンプータイプが多い）
シラミ取り用コーム

私がスペインで購入したセットは、駆除用の液剤、コーム、シャンプーのセットで２７ユーロ。約3300円でした。

ちなみに、セットで割安だったので、櫛通りを良くしてコーミングが楽になるというシャンプー付きセットを購入しましたが、シャンプーは不要でした。液剤が油っぽいので、それで十分です。

ただし、コームは必須品。しかし、おまけコームはそれなりの質でした。後で、詳しく説明しています。

駆除剤

商品によっては、シャンプー成分が入っていて、洗い流す時にそのままシャンプーできる商品があります。もしくは、先にシャンプーのように泡立てた状態から放置するタイプもあります。日本では、このシャンプータイプが多いようです。

日本で、メジャーな商品は「アースシラミとりシャンプー」「スミスリンLシャンプータイプ」の２製品です。

「アースシラミ取りシャンプー」は100mlで、アマゾンで2,408円。「スミスリン」は80mlで、アマゾンで2,309円。

どちらもシャンプータイプで、5分の放置時間です。製品自体に大差はないと思いますが、容量当たりのコスパは「アースシラミ取りシャンプー」の方が良くなっています。

後ほど、駆除方法で詳細を説明しますが、駆除剤は孵化した幼虫や成虫しか駆除できません。シラミ卵を駆除することはできないので、再度の使用、そしてコームでの卵取りが必要となります。

シラミ取り用コーム

私は液剤についていた、おまけコームを使用しました。子供の小さい頭には、使いやすかったです。ただ、おまけだから文句は言えませんが、コームの密度は低めです。死んだシラミは取れますが、完璧に卵を取り除くのは難しいです。

軽く絡まる感じで取れることもありますが、明らかに目視できるのに、コーミングしても取れないことが多いです。

上記に紹介した製品は、液剤のみの単品なので、コームを購入する必要があります。1000円ぐらいから商品はありますが、写真で見る限り、私の持っているコームのようにコーム密度が低そうです。だから、安いのかもしれませんね。

値段は倍以上（2,424円）ですが、アマゾンで700以上のレビューで５つ星中4.5星という高レビュー商品が「ニットピッカーフリーコームシラミ・卵専用すき櫛」です。

レビューによると、目が細かく、卵もしっかりと取ってくれるのでシラミが再発しづらいようです。駆除剤なしでも、ひたすら、このコームを使って駆除もアリと絶賛です。

ハンドル付きのコームもありますが、丸いタイプの方が、微妙な力加減を調整しやすく、絡まりが心配な髪の毛の方ほど、使いやすいと思います。私のコームも丸タイプです。

シラミ駆除方法

駆除の方法はシンプルで、皮膚科などの病院へ行かなくても自宅で完了します。

駆除剤を頭に塗付して５分〜15分程度、放置
洗い流す
シラミ取り専用コームで丁寧にすく
１週間後に、もう一度同じプロセスを行う

Step1. 駆除剤を頭に塗付して５分〜15分程度、放置

液剤を頭に塗付して５分〜15分程度、放置してから洗い流します。これで、シラミが死滅します。

駆除剤は孵化した幼虫や成虫のみの駆除となります。髪の毛にしっかりついたシラミ卵は残っています。また卵自体はまだ生存中で、卵が孵化する頃、再度の使用、そして予防策としてコームでの卵取りが必要となります。

Step2. 洗い流す

複数商品を使用していないので比較は難しいのですが、私の製品は油気が強く、息子に塗付した後の手は、ベタベタです。この油気のおかげで、次のコーミングがスムーズにできるようになります。

ここで敢えてシャンプーを使わずに、油分は残しておいた方が、後のコーミング作業が楽になります。シャンプーは、コーミング後に行うのがオススメです。

また、髪の毛の乾燥などのため髪が絡まりやすい方は、油分を加えてあげると後のコーミング作業が楽になると思います。一般的なトリートメントの他、アルガンオイルなどの天然オイルをつけてから、さっと流すのも良いでしょう。

Step3. シラミ取り専用コームで丁寧にすく

シラミ自体は死滅しているのですが、シャンプーを洗い流しても、しっかり残っています。コーミング最初のストロークから、いきなり数匹のシラミ死骸がコームにひっかりました。

気持ち悪い画像なのですが、こちらに数回コーミングして取れたシラミの写真を添付します。死んだシラミで、動きません。

日本とスペインのシラミが同じ種類かどうかわかりませんが、調べたところ、どちらも同じぐらいの大きさのようです。

この写真のシラミ大きさは1〜1.5ミリ程度です。これは幼虫のサイズなので、成虫は３ミリぐらいの大きさになるようです。頭にシラミ卵があることを考えると成虫もいるはずですが、どれも小さめなシラミばかりでした。

卵を産んだ成虫はどこだ？？？

このように駆除の手順はかなり簡単なのですが、丁寧に行おうとすると、時間がかかります。子供の髪の毛は少ないですし、うちの子は男の子なので、まだ楽な方ですが、それでも取り残さないためにムラなく髪梳きをするのに30分以上はかかっています。

ちなみに、先述の通り、品質の良いコームを使うと、1回のコーミングでしっかりシラミ死骸だけではなく、シラミ卵も取れるので、２度手間が少なく、結果的には時短できるのではと思っています。

私の使ったコーム（液剤の同法品）はシラミ死骸は取ってくれるものの、櫛の目が荒く、シラミ卵を取ってくれません。なので１週間後に、また液剤を使う必要があります。

このコーミング段階でしっかりシラミ卵も取ることができれば、この２度手間がなくなるだけではなく、高めの液剤購入を節約できます。

ただ、あまりにも小さなお子さんの場合、長い間コーミングに、じっと耐えてくれない可能性もあります。また、シラミ卵を取る時、櫛が髪に引っかかる感じが痛いと言うかもしれません。その時は、液剤を中心にシラミ駆除をすることがオススメです。

この後、お話ししますが、私も息子のシラミが移り、翌日に同じプロセスを。大人の私は髪の毛の量が多いですし、長い！更には傷んでいるせいもあって、このコーミング作業に時間と、少々の痛みが伴いました。1時間以上かかっています。

夫に手伝ってもらったのですが、長い髪の毛の取り扱いに慣れていない夫は、コーミングが引っかかってばかりで痛すぎる！途中で、やめてもらって、結局１人でやりました。手先が器用な旦那さんなら、お手伝いをお願いしても良いかもしれませんね。

息子がシラミということは、私も！？

私は、息子と頭を並べて寝ています。息子用の枕もあるのですが、息子は私と一緒の枕に頭を並べるのが好きです。

これって、とても危なくありませんか！？

同じ寝具を使っているのはもちろん、髪の毛同士はもろに触れ合っています。

更には、私は海外在住で、一般的なバスは、日本のように浴槽と洗い場が分かれていません。保温機能もないので、お湯は使い切りで、浴槽の中で、洗髪も体洗も、全部を済増します。

私は、息子の髪の毛を、お湯を張った浴槽に使ったまま洗い流し、そのお湯で私の髪の毛も洗っています。最後に、浴槽のお湯を抜いてから、シャワーで体や髪を再度、流すこともありますが、大抵は、浴槽のお湯で完結。

つまり、息子の髪から落ちたシラミが、私の髪に移る可能性は、同じ浴槽のお湯を通じて、かなり高くなっています。

早速、夫が薬局に走り、駆除剤セットを購入してきました。

Step4. １週間後に、もう一度同じプロセスを行う

先述の通り、駆除剤は幼虫や成虫を、ほぼ100％駆除できるようですが、シラミ卵の駆除が行えません。したがって、残った卵からは、液剤使用後に幼虫が産まれます。

従って、この幼虫達が成虫になって卵を産む前に、駆除していく必要があります。シラミの駆除には、シラミのライフサイクルを断ち切ることが、とても大切なようです。

卵〜孵化: 7〜１０日
幼虫〜成虫: 7〜１６日
成虫（産卵）: 約1ヶ月

シラミの完全駆除は、1回だけの駆除ではなく、シラミのライフサイクルに合わせて、集中した駆除期間が必要となります。

追記: 最初のシラミ駆除から１週間後に、2回目駆除。そして3回目で終焉

同じ駆除液を使って、息子の髪の毛、２度目の駆除を行いました。初回に比べて、コームにつくシラミ死骸の数は、明らかに減少しました。前回の半分以下。大きめシラミ死骸（前回の生き残りか！？）は５匹も満たないほどで、残りは全てごく小さな死骸でした。

おそらく、前回の駆除の際には、まだ卵の中にいて、この１週間で孵化した幼虫だと思います。

そして気になるのは、卵。コーミングや、液剤使用後に少し取れます。しかし、私のコームは、そこまで目が細かくないので、目に見えていても、コームで取れないことが半分以上です。

卵を産む成虫の存在は少ない、もしくは壊滅しています。残るはこれから孵化する卵からの幼虫と、2回目の駆除剤使用でも生き残っている幼虫の退治が目標です。

2回目の駆除から１週間後に液剤使用しましたが、目に見えるようなシラミは引っかからず、主に残ったシラミ卵をコームで、とっていく作業で終わりました。3回目の液剤使用の後は、取り残しの卵を見つけましたが、ひとまず、全駆除が完了した様子です。

結局、3回の液剤使用の駆除で、アタマジラミはひとまず終焉しました

コーミングで、シラミのライフサイクル切断

液剤を使ったシラミ駆除後、息子の髪の毛には、まだ卵らしき白い粒々が残っています。これを、意識的に取っています。もっと時間をかけて全滅させたいのですが、息子がじっとしてくれない、、、よって、まだシラミ完全駆除はできていません。

私の使用した駆除剤には、１週間後の再度使用が奨励されています。シャンプータイプの商品などでは、最初のしようから１週間連続で使い続けることを奨励している製品もあるようです。ドイツにお住いの方のブログを読んだのですが、その方は２週間ごとの液剤使用を続けるように奨励されたようです。

毎日のシラミ取りコームでのブラッシングは、シラミ卵を除去してくれるので、シラミのライフサイクル切断に貢献してくれます。

ただし、私が使っているようなブラシは、櫛めが荒く、シラミ卵の除去力が弱いです。前述、紹介した「ニットピッカーフリーコームシラミ・卵専用すき櫛」が、とても優れた商品のようなので、私も日本帰省の歳に購入したいと思っています。

シラミを全駆除したと思っても、幼稚園などで流行っている場合、またシラミをもらってきてしまう確率は高そうです。シラミ完全駆除した後も、定期的に優秀なシラミ専用コームで髪を梳かしてあげると、予防ができそうですね。

母の私にも、シラミ感染（泣）

毎日、頭を並べて寝ている私ですから、息子のシラミ感染を知った瞬間から、自分の頭を疑い始めました。そう言えば、最近、良く頭を掻いているかも？？

冬の乾燥のせい？と思い、気にしていなかったのですが、やはりシラミが感染していました。

がーん

息子の液剤を使った最初のシラミ駆除を終えた後、息子に使ったシラミ駆除用コームで、乾いた髪を梳かしてみました。すると、シラミが２匹ほど。

でも、かなりたくさん梳いて、やっと２匹だったので「もしかしたら、息子のシラミが櫛の目に詰まっていたのかな」と確信が持てません。その後も、乾いた髪をコーミングしまくったのですが、シラミは取れませんでした。

それでも、確信が持てずに、翌日、白い洗面台の上で、普通のブラシで髪の毛をたくさん梳かし、髪をゆさゆさと振るってみました。すると、白い洗面台の上に、小さなグレーのシラミらしき物体。さらに、赤目のシラミらしき物体の２つが。でも、あまりにも小さい。しかも、１つは赤っぽい。

グレーは良くわからなかったのですが、赤い方はよーく見ると、足らしきものが見えますが、どちらも動いていません。夫を呼び「これ、シラミかな？でも動いていないよ」と言ったとたん、赤い方が、少し動きました。

シラミ確定！

この後、すぐに息子と同じ液剤で駆除を開始しました。

驚くことに、乾いた髪では、引っかかることのなかったシラミが、駆除剤使用後の濡れた髪で、最初の１櫛から４匹のシラミ死骸がひっかりました！

シラミはいるかもしれないけど、数は少ないかも？と思っていましたが、そんなことはない。おそらく、１００匹近く取れたのではないでしょうか？

シラミ卵ですが、私の髪はカラーリングしていたり、白髪があったりで、ちょっと目では確認できません。息子には卵が残っているので、私の髪にも残っていると思うのですが。

シラミ再発防止の方法

幼稚園の数人からシラミが発見されたということは、息子の完全駆除が終わったとしても、また新しくシラミをもらってくる可能性が高くなっています。

再発や、他の家族への二次感染を防ぐ予防方法を紹介します。

シーツや枕カバーなどの寝具を取り替える
シラミ予防スプレーの利用
ティーツリーオイルや、オイル入りシャンプーの利用

寝具を取り替える

まずは、家庭内での二次感染を防ぐため、シーツや枕カバーなどの寝具を取り替えてください。子供の頭を乾かしているタオルなどにも注意が必要です。

シラミは、頭から離れて72時間ほどすると、吸血（栄養摂取）ができないために死んでしまいます。洗濯後も、同じシーツや枕カバーを72時間おいてから使用した方が安心ですね。

また、熱湯煮沸も有効です。洗濯後にすぐに寝具を利用したい場合は、アイロン利用も効果的です。

予防スプレー利用

シラミに対する防虫効果がある「シラミ予防スプレー」なる商品が、日本にもスペインにもあります。衣類や寝具に使えるタイプのスプレーと、髪の毛に直接かけるタイプのスプレーがあります。

髪の毛に直接かける他、お子さんが幼稚園で使っているスモックや防止にスプレーするのが良さそうですね。

アマゾンで「アース製薬アースシラミ・ダニ退治スプレー」をチェック

ティーツリーオイルが効果的

また、ティーツリーオイルが、シラミ予防に効果的と言われています。スキンケア用に販売されているオイルを、防虫剤代わりに軽く頭付近につけるのも効果的なようです。

また、ティーツリーオイル入りのシャンプーも販売されています。

シラミ予防以外の利用でも、評価が高いシャンプーです

頭皮の乾燥対策

結局、三回の液剤使用で終焉しましたが、液剤が強いのか、頭皮が乾燥してしまい、細かい白いフケが出るようになってしまいました。一見すると「シラミの卵か！」と思うのですが、手で払うとすぐに落ちます。シラミの卵なら、ギュッと髪の毛にくっついています。

フケ対策としては、頭皮に少し、アルガンオイルをなじませて、乾燥防止対策をしています。つけすぎると、洗っていない髪の毛のように、べったりするので要注意。

頭皮の乾燥対策には、アルガンオイルがオススメ！頭皮ケアだけではなく、顔から全身まで使える万能オイルです！！

私は、普段からアルガンオイルを髪の毛だけではなく、顔や全身利用しているのですが、とても、オススメです。

オイルって、べたつくイメージがあるのですが、肌にすっと馴染み、もっちりするのですが、ベタつきません。また、香りが少なく、伸びが良い万能オイルです。ブランドを色々と試しつつも、アルガンオイルをリピートしています。

下記写真は「ArtNaturals」アルガンオイルの容器、裏書きです。こちらに書かれているように、ヘアー、頭皮、ボディ、フェース、リップまで、全身で使えるのがアルガンオイルです。

最初は「ArtNaturals」というアメリカのブランドを試し、アルガンオイルの虜に。品質は良いのですが、容器がガラス瓶で持ち運びがしづらかったり、オイルを取り出しづらかったので「CODINA(コディナ)」に変更。その後「メルヴィータ」も、試してみました。どちらも、フランスメーカーによる、オーガニック認証オイルです。

どのオイルが一番良かったかと言うと、「コディナ」「メルヴィータ」の２つで、１つを選ぶのは難しいです。品質で言えば、ほぼ同じで、後は個人の肌タイプによるのかと思います。