私は、昨年、愛犬ポンチョをお空に返しました。
「ペット延命治療。延命しない選択。愛犬の闘病生活、家で看取った実体験」で、その死について語っていますが、ポンチョを亡くした直後は、深い後悔の気持ちと、強いペットロスに陥りました。
１年以上経つ今も、同じ犬種のチワワを見るとポンチョを思い出して、涙ぐむこともあります。ある程度は時が癒してくれるものの、ペットロスは続いています。
強いペットロスだった、最初の数ヶ月。私は、心が苦しく、救いを求めるように、ペットロス克服方法を模索していました。
私は「ポンチョの魂の在りか」「ポンチョと出会った運命」を深く考えるようになりました。そんな時に出会った本が、私のペットロスを救う手伝いをしてくれました。
- 本は、私が漠然と考えていた疑問に答えてくれました。
- 本は、上手にアウトプットできなかった気持ちを、言葉で代弁してくれました。
- 本は、私の後悔や悲しさを、優しく包んでくれました。
そんな、私のペットロスを助けてくれた本を紹介します。
人によって、フィットするタイプの本は違うと思いますので、仏教の叡智、絵本、体験談、セラピスト、スピリチャルなど、タイプの違う本を紹介しています。
あなたの心に、すっと落ちる本が見つかることを願っています。
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仏教の叡智で、ペットロスを乗り越える
まず紹介したいのが、女尼さんによる「続 ペットがあなたを選んだ理由―なぜ、ペットを失う苦しみがあるのか?
著者の妙玄さん自身の、素敵な人柄を感じられる本で、ペットロスに苦しんでいる方に寄り添った本です。元ライターであったそうで、文面にはユーモアが溢れ、押し付けがましくなく、スッと心に入る、愛と笑顔が溢れるメッセージが散りばめられています。
こんな本の帯の通り、人間もペットも、死を迎えることは、自然の摂理です。ペットと出会った時から、お空へ見送ることが決まっていた人生。
それでもペットと過ごしたこと、そして、数多くいる犬や猫の中から、その子と出会えたことに奇跡と強い縁を感じさせてくれる本です。
ペットロスの悲しさや、寂しい気持ちは続くでしょう。ただ、ペットの死後でも、強い絆を再確認し、心を癒してくれる、心を楽にしてくれる一冊です。
ちなみに、この本は「ペットがあなたを選んだ理由―犬の気持ち・猫の言葉が聴こえる摩訶不思議
ペットロス中の友人への、贈り物にも最適な絵本
優しい絵と、短い文章のような詩で綴られた絵本が「虹の橋―Rainbow Bridge
優しく心に寄り添う絵本なので、ペットロス中のお友達への贈り物としても、最適です。
なかなか受けいられないペットの死に、意気消沈、力が入らない日々を過ごしている飼い主さんも多くいらっしゃると思います。
辛い日々は続きますが、飼い主さんの人生も続いていきます。その続いていく人生に、生きる力を優しく与えてくれ、死後でのペットとの再会が楽しみにさせてくれます。
ふんわりと、優しく、悲しみを包み込み、癒してくれる一冊です。
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号泣者、続出。電車で読んではいけない一冊だけど、涙で癒される
「犬が伝えたかったこと
私がペットロスになった時に、癒しの１つになったのは、私と同じようにペットロス中であったり、ペットの闘病生活で頑張る方々の、実体験ブログです。
私のワンコと重なることや、飼い主さんのフィーリングに同感したりで、心がきゅ〜っと締め付けられたりで、我慢していても、涙が出てしまうシーンがたくさんありました。
具体的なペットロス対処方法や、ペットロスを癒す思考アイデアなどではありませんが、他の方の実体験を共有することにより「ペットロスや、ペット死後に残る後悔の気持ちを持つのは私だけではない」という気持ちが、心を少し落ち着けてくれます。
実話集は、正直、向いていない方もいらっしゃると思います。具体的なペットロス癒しという訳ではないからです。
悲しい気持ちをコントロールしようとしていましたが、この本を読みながら、泣いたら、なんだか心に詰まっていた苦しい栓が抜けたように、ちょっとスッキリしました。
この１冊だけでは、ペットロスは癒されないと思いますが、泣いて溜まっていた感情の栓抜きをしたい方や、体験の共有を通して癒されたい方には、おすすめです。
アマゾンレビューでも、号泣者続出の一冊です。電車での読書には、ご注意ください。
何回も読み返したい一冊
この本はペットロス中の方だけではなく、以下の方にもぜひ、読んでいただきたい一冊が「ありがとう。また逢えるよね。 ペットロス 心の相談室」です。
- ペットが闘病中の方
- ペットを飼っている方
ペットロス中の方は、バイブル的に、一冊、置いておきたい本です。
悲しい気持ちが湧いてきた時、この本を手にとってみてください。斜め読みでも、あなたの心を癒してくれる言葉が見つかります。
現在、ペットが闘病中の方は、とても苦しい時期をペットと共に過ごされていることと思います。この最後の瞬間、どのように看取るか、どのように過ごすか、そんなことを前向きに考えさせてくれる一冊です。
また、現在、ペットを飼っている方でも、いずれ死を迎えることは避けられない事実です。現在、健康でいるペットとの毎日が、愛おしく思えてくる一冊です。
ペットの生まれ変わりを信じることで、癒される
私が死んだ後、あの世でペットが私を待ってくれている。そして、再会できると信じることは、私をペットロスから救ってくれます。
もう一方で、ペットが生まれ変わって、あなたの元にやってくることもあるそうです。
「ペットは生まれ変わって再びあなたのもとにやってくる “光の国に還った魂”からのメッセージ (大和出版)
先に紹介した本に比べると、スピリチャル性が高くなっていますが、私は、生まれ変わりを信じています。全ての魂が、私が生きる現世で生まれ変わるとは思いませんが、もしかしたら生まれ変わることもあると信じています。
話がそれるようですが、私は不育症で4回の流産を経験しています。流産のたびに、とても悲しくロス状態になるのですが、流産した赤ちゃんの魂は、別の赤ちゃんとして戻ってくることがあると言われていいます。そして、それを信じています。
また、すぐにお空に帰ってしまう魂にも、深いご縁があると言います。赤ちゃんが、お母さんを選んでくれたと言います。このあたりは、池上明医師が有名で、『ママ、さよなら。ありがとう』などの著書に書かれています。
赤ちゃんの魂の生まれ変わりを信じている私ですから、ペットの魂の生まれ変わりも信じます。それは、また動物として生まれてくることもあれば、人間の赤ちゃんとして生まれてくることもあるようです。
もしかしたら、あなたが生きる現世で再会できるかもしれない。そんな素敵な再会があったら、嬉しいですよね。
犬と猫からのメッセージ
スピリチャルなメッセージを、直接に犬と猫から受け取りたいのなら、以下の２冊がおすすめです。
著者のケイトさんは、アメリカ人の動物コミュニケーター・カウンセラーで、全米およびヨーロッパ各地で動物達の健康問題、行動上の問題、トラウマの治療などに長年取り組んでいる女性です。
その彼女が霊感的に感じ取った、犬と猫からのメッセージです。
飼い主さんが、ペットロス中に考えてしまいがちな、スピリチャルな疑問に、優しいメッセージと共に答えてくれます。
- 死後のペットの魂は、どこにいるのか？
- ペットの魂は、何をしているのか？
- 飼い主に対して、どう思っているのか？
犬編と、猫編があります。猫編は読んでいませんが、アマゾンのレビューによると、猫を飼っている方が犬編を読むと違和感を感じるようです。
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どの本にするかで迷ったら
以上、７冊を紹介しましたが、一体、どの本が、あなたのペットロスを癒すのに向いているのか、悩んでしまうと思います。
以下の通り、ニーズや好み別に、おすすめを選んでみました。
ペットロス中の友人への贈り物に
絵本で簡単に読める「虹の橋―Rainbow Bridge
スピリチャル性が強い本を選んでしまうと、人によっては引かれてしまう可能性があります。実話集は、向き、不向きがあります。
心を優しく癒し、どんな方にも適している贈り物としては、この絵本が一番でしょう。
悲しい気持ちが湧き上がってき時、救いのバイブル的な１冊
「ありがとう。また逢えるよね。 ペットロス 心の相談室」は、バイブル的に、手元に置いておきたい一冊です。
ペットロス中で辛い、涙が流れそうな時に、この本の気になるページを数ページ読むだけで、心が落ち着き、優しい気持ちが溢れてきます。
また、ペットロスに備える本としても、最適です。
軽快に、時には笑いと一緒に読みたい
「続 ペットがあなたを選んだ理由―なぜ、ペットを失う苦しみがあるのか?
著者は、元ライターと言うこともあり、文章力の楽しさには定評があります。涙するシーンもありますが、にっこりと笑いを誘うシーンもあり、暗くなりすぎずに、一気読みできます。
体験談の共感や、気持ちの代弁によって、癒される
具体的なペットロスへのアプローチよりは、同じくペット闘病生活を経た方や、ペットロス中の気持ちを代弁してくれる一冊「犬が伝えたかったこと
この本だけでは、ペットロス対策としては、即効性が少ないので、２冊目として検討したい１冊です。
辛い話も多いので、体験談が向かない方は、絶対にやめた方が良いです。ただ、自分の気持ちを言葉にできない方など、この体験談が代弁してくれるので、気持ちの整理をつけやすくなります。
スピリチャルに生まれ変わりを信じたい
「ペットは生まれ変わって再びあなたのもとにやってくる “光の国に還った魂”からのメッセージ (大和出版)
この本はペット全般なので、具体的に、犬のスピリチャルな死後の世界を知りたい場合は「あの世のイヌたちが教えてくれたこと ─天国から届いたスピリチュアルな愛のレッスン
猫の場合は「あの世のネコたちが教えてくれたこと ─ 天国から届いたスピリチュアルな愛のメッセージ
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最後に伝えたいこと
ペットの死から、１年以上経ちますが、悲しい気持ちは続いていますが、悲壮感から、穏やかな気持ちに変わっています。全ての思い出が、愛おしいです。
現在、ペットロスを抱えている方へ
悲しさにフォーカスするのではなく、楽しかった思い出をたくさん、思い出してあげてください。
それが、ペット供養につながると、私は信じています。
現在、ペットが、再期の闘病中の方へ
辛いですよね。でも、ペットの前で、悲しい顔を見せずに振舞ってください。
ペットは敏感です。優しく送り出してあげましょう。可能な限り、触ってあげたり、優しく声をかけてあげてください。
現在、ペットを飼っている方へ
今は元気でも、必ず死は訪れます。毎日を大切に、愛情いっぱいに過ごしてあげてください。
病気になると、その時期の撮影した写真を後から見るのも、ちょっと辛いです。元気な今、動画や写真をいっぱい取ってあげてください。
我が家の愛犬、ポンチョを思う日は続きますが、心は安らかになりつつあります。
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