日本(円)をヨーロッパ(ユーロ)海外送金。Transfer Wise使用レポート

Transfer Wise使ってみた 感想 海外送金

日本からスペインに引っ越して、約3年が経ちました。ここにきて、初めてまとまったお金が必要となり、日本からスペインに、送金する必要が出てきました。

そこで調べたのが、どの海外送金システムが、最も優れているかという点です。結局、TransferWiseを利用しました。

この記事では、Transfer Wiseを選んだ理由。そして、手続きの流れと、準備から、お金の受け取りまでにかかった期間などを解説していきます。

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Transfer Wiseを選んだ理由

当たり前ですが、同じ金額を日本円で準備した時、一番、多くのユーロを受け取れるからです。

厳密に言いますと「1番」ではなく、私が調べる限り「2番」なのですが、もう一つの送金サービスは手続き等に時間がかかりそう、さらにそれが海外からの手続きとなると複雑になりそうでしたので、最初から諦めました。

こちらのスクリーンショットは、Transfer Wiseサイトで、100万円(1日の送金上限金額)をユーロとして送金した場合のシュミレーションです。

Transfer Wise 使用レビュー 海外送金

Transfer Wiseの場合、100万円の送金で、8,215.06ユーロが受け取れることになります。

一番、受取額が多いのはソニー銀行なのですが、その差はわずかで、Transfer Wiseの受取額が優れていることがわかりますよね。

ここで注意したい点は、銀行の送金サービスを利用した場合、途中の中継銀行や、受け取り先の銀行で差し引かれる、送金時には見えない手数料が発生する可能性があります。ソニー銀行利用の場合、見えない手数料が発生することがあり、そうすると「一番受取額が良い」というタイトルは外れることになります。

実際に、過去に新生銀行から、スペインの銀行に送金をしたことがあります。その際、中継銀行で手数料が発生したようで、思ったよりも少ない金額を受け取ることになり、非常に腑に落ちなかった経験をしています。

その点、Transfer Wiseは「見えない手数料が発生しない」ことを売りにしているので、ここで示されたままの金額が受け取れる安心感があります。

ちなみに、一番受取額が多いソニー銀行に、私は口座を持っていません。口座を1から作るのは面倒ですし、「見てない手数料がかからない」安心感から、Transfer Wiseを使用することにしました。

海外在住者は、新しく口座を作るのが難しい

ここで、注意しないといけないのは、海外在住者が、海外にいながら、新しく日本円からの送金口座を作るのが難しいという点です。

Transfer Wiseは、ユーロしか送金できない(スペイン在住の場合)

Transfer Wiseで送金しようと、早速、Transfer Wise口座作りに取り掛かったのですが、スペイン在住として登録した場合、ユーロでの送金はできても、日本からの日本円での送金ができないようになっているのです。

新生銀行も、海外在住者が、海外から口座を作るのは不可能

そこで、次の選択肢に上がったのが、新生銀行です。受取額は少なくなりますが、Transfer Wiseの口座が作れないのなら、仕方ありません。

すでに、新生銀行は、私のメインバンクとして利用中です。そんな安心感もあり、手続きを進めました。

  1. 専用携帯アプリのダウンロードが必要とのこと。ダウンロードします。
  2. アプリ内で必要項目を記入します。
  3. 証明写真をアプリ上でアップロードします。(私は免許証をアップロード)
  4. 登録した住所宛に、住所確認用の書留が送付されます
  5. 登録した住所に、書留が届きますが、本人以外受け取れません(受け取りには郵便局員にID提示が必要)

海外在住の私は、5の「本人が、住所確認用の書留を受け取る」をクリアーできずに、新生銀行での海外送金の選択肢が消えてしまいました。

出国前に、海外への送金口座(アカウント)を作っておくとベター 海外への出国後は、本人確認が難しく、アカウント開設作業が先に進められない

一体、どのように送金したか?

私本人が、海外から、一から口座開設し、海外送金をすることは難しいことがわかりました。こうなると、家族を頼るしかありません。

私の両親は、父が77歳。母が71歳。携帯はスマホですが、ラインが精一杯。新生銀行で口座を開設するまでは良いとして、その後、海外送金用アプリを使いこなしてもらうには、ちょっと無理が。

そこで、また戻ったのがTransfer Wiseです。母にTransfer Wiseの口座を作ってもらい、そこからスペインの銀行宛に送金してもらいました。

母が口座を作ると言っても、Transfer WiseのサイトURLを送って「ここで口座作っておいて」で、母が作れるはずがありません。なので、私が、母に変わり、母として口座開設を行いました。


Transfer Wise口座開設の流れ

Transfer Wise具体的な口座開設の流れと、それに必要なアイテムや、かかった時間は以下の通りです。

会員登録

  1. メールアドレスとパスワードを入力して、アカウント登録をする
  2. 確認メールが届くので、承認すると次のステップに進む

ちなみに、メールアドレスは、私が管理している母のGmailを使用しました。母は全く使っていませんが、携帯会社のお知らせなど、母関係の登録等のメール受信先として、私がパスワード等を管理しています。

なので、確認メールの承認は、母の手を煩わせることなく、私が行っています。母に任せると「パスワード忘れた」「どこ押せば良い?」とか、質問攻めで、全く進まないので。

ここまでで、会員登録が終了。

しかし、送金を進めるには身分証明書確認と、住所確認をクリアーする必要があります。下に説明は続きます。

送金手続き

送金手続きを作成する

  1. 送金金額の設定 日本円➡️別の通貨(私の場合はユーロ)
  2. 送付人情報の入力
    • 住所
    • 名前
    • 身分証明書写真を、サイト上でアップロード – 運転免許証(裏表)とマイカード(裏表)
  3. 振込先の指定
    • 振込先名(私の口座名義)
    • 銀行口座情報
    • 振込先、相手のメールアドレス(必須ではありませんが、振込が完了すると相手に通知されます)
  4. 登録住所宛に、本人確認の書留が届く(郵便局員が、身分証明書を確認。代理不可)
    • 届いた書類の中に確認番号が記載されている
    • サイト上で、確認番号を入力すると住所確認が終了
  5. 指定の銀行口座に、送金金額を振り込む

身分証明書を送付してから、Transfer Wiseでの確認は、翌日には仕上がっていました。

銀行口座への振込は、身分証明書と住所確認が済む前に、済ませておくことも可能です。

私でしたら、オンラインバンクで振込をしますが、母はオンラインバンクサービスを利用していないので、銀行ATMからの送金です。私の口座から、Transfer Wiseに振り込んだ場合、口座名義とTransfer Wiseアカウント名義が異なってしまうので、ここは、きちんと母の口座から振り込んでもらいました。

実際には、送金の際、送付名を変更できるので、私の銀行口座の足跡はつかないかもしれません。ただ、万が一、ついてしまった場合、後から手続き等が面倒になりそうなので、確実な方法を取りました。

銀行ATM上での送金の際、送付人の箇所に、送金手続きをした時に発行された「送付ナンバー」を入力する必要があります。

私は、慣れた作業ですが、母は不安な様子でした。しかし、日本の場合は、どこの銀行にも、窓口が空いている時間帯なら、ATM付近に案内の銀行員さんがいることを知っていたので「銀行員さんにヘルプを頼んで」と伝えておきました。

当日、母は、銀行員さんにヘルプをお願いし、問題なく振込を終了することができました。

送金完了

以下の3つが確認された時点で、あらかじめ設定していた送金先への送金が行われます。

  1. 身分証明書の確認
  2. 住所確認
  3. 銀行口座への振込

まず、3つが揃った時点で、母のメール宛に、送金が行われたことが通知されます。

同時に、受取人メール宛に、送金が行われることが通知されます。ただし、受取人メールの設定はオプションなので、もし手続きの際にメールアドレスを登録していない場合は、通知されません。

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アカウント作成から、送金完了までに要した時間

具体的に、アカウント作成から、送金完了までに要した時間は以下の通りです。

下記画像は、今回の送金完了までの履歴スクリーンショットとなりますが、口座設立から3日以内で送金完了しました。こちらは英語での表記ですが、トランスファーワイズは日本語でのサービス提供もしているので、日本語で送金作業を進めることができるので、ご心配なく!

トランスファーワイズ 使用体験談 ブログ

金曜日 (Day 1)

  • アカウント作成
  • 送金情報の入力
  • 身分証明書のアップロード

土曜日 (Day 2)

  • 住所確認の書留が送付されたことが、メール宛に連絡される

月曜日(午前)(Day 3)

  • 送金金額を指定口座へ入金

月曜日(午後)(Day 3)

  • 住所確認書類の受け取り
  • 住所確認コードの入力(住所確認終了)
  • (本人確認、住所確認、入金が揃ったので)送金が行われる

月曜日(スペイン時間、午後14時)(Day 3)

  • ユーロにて送金を受け取り

 

最初に口座開設の手続きを始めてから、ユーロ受け取りまで3日間

母の協力もありますが、予想以上に早く受け取ることができました

送金が行われる旨のメールを受け取ってから、実際に送金が完了するまでは、本当に僅かな時間でした。私は、時差や銀行営業時間などの関係から、受け取りは翌日火曜日かと思っていましたが、同日に入金を確認しました。

しかも、受け取り金額は、最初に円からユーロに換算されていた通りで、途中に中継手数料や、受け取り手数料など一切、かかっていませんでした!

受け取り金額は、見積もり通り
中継手数料、受け取り手数料なし

TransferWiseの素早さ、受取金額レートの良さに大満足

ちなみに2回目の送金は?

先日、2回目の送金で100万円をユーロで、スペイン銀行に送金しました。8,242.36 ユーロを、スペインの銀行口座で受け取りました。

母がネット銀行口座を持っていない為、銀行ATMからトランスファーワイズ日本支店への振込を行いました。なので、送金手続きを初めてから、母が銀行に行くまでの時間がかかってしまうのですが、基本は振込完了から1時間以内に、海外口座に送金が完了します。

実際に、母が銀行で振込を終えた時間から1時間以内に、スペイン口座での受け取りが確認でき、送金が完了しました。早いですよね!

前回は、口座開設からだったので、3日を要しましたが、一度、口座を作ってしまえば、簡単、そして早いです。

Transfer Wiseって、どういう会社

創業者の二人はエストニア出身。

Skypeの最初の社員だったターベットは、当時ロンドン在住で英ポンドで生活をしていましたが、給与はユーロで受け取っていました。ロンドンのデロイトで働いていたクリストは、英ポンドで給与を受け取っていましたが、エストニアの住宅ローンを支払うためにユーロを必要としていました。

毎月、彼らは一般的な方法で海外送金をしていた結果、時間とお金をムダにしていました。

二人は毎月、ロイターの実際の為替レートを検索し、そのレートに基づいて、ターベットはクリストのエストニアの銀行口座にユーロを、クリストはターベットの英国の口座に英ポンドを振り込みました。

二人は為替手数料や隠れたコストを一切払うことなく、即座に必要な通貨でお金を受け取れました。

Transfer Wireの仕組みは、基本、この時の2人が取った方法と同じです。

今回、私は母を介して、日本のTransfer Wise口座に円を振り込みました。一方、スペインのTransfer Wiseが、同等金額のユーロを、スペインの口座に振り込んだのです。

つまり、ここには国境を超えた銀行間の取引は介していません。なので、今回は送金完了から、入金までが、仲介業者を介することなくスピーディーに行われ、されには余分な手数料などがかからなかったのです。

次回の振込は、もっと簡単

すでに、身分確認と住所確認が済んでいるので、次回は送金手続きを行い、日本のTransferWise口座に必要金額を振り込むだけです。

入金され終われば、すぐに相手先に振り込まれます。

 

海外送金を準備する際に気をつけること

今回は、母が手伝ってくれたので、何とか日本から、私の円を母の銀行経由で、送金することができました。

私のように、海外に行ってしまった後に、本人だけで、日本からの海外送金を、一から準備するのは「住所確認を兼ねた本人確認ステップ」があるので、とても難しくなっています。

それは、新生銀行もTransfer Wiseも同じ、ステップを必要としています。

なので、海外移住や留学する前、まだ日本に滞在している間に口座を開設しておくことを、強くおすすめします。

また、本人確認で、最近はマイカード提示を求められることもあります。海外に移住する場合、住民票を抜いてしまうので、マイカードは「無効」のハンコが、カード上に押されてしまいます。

一方、マイカードの通知カードは、住民票を抜いた場合でも、そのまま残っています。海外に出る予定がある方は「マイカード通知カード」の方が、海外からも本人確認用の書類として使用できるチャンスがあります。

本人確認の書類で、マイカードではなく、通知カードでも良いとしているケースは、多く見かけます。

海外移住、留学前に金融関係の手続きや準備は整えておく

海外移住や、留学が決まっていて、住民票を抜く前は、とにかく金融関係の手続き(変更やキャンセル、新しく開設しておく)は、出発前に絶対に済ませておいた方が良いです。

最近は、オンラインバンクもセキュリティー番号形式から、携帯アプリに変更している銀行も多く、そのアプリ自体が、海外からだとセキュリティの関係でダウンロードできないこともあります。(実際に、私は東京三菱UFJ銀行でそのようなケースに遭遇)

私は、移住前の忙しにかまけて、このご時世、後でネットで住所変更等簡単にできると思っていたら、海外在住者の場合は、結構、面倒な手続きになったり、変更自体ができなかったりすることが多く発生しました。

 

以上、私の海外送金経験レポートでした。どなたかのお役に、少しでも立てたら幸いです。

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